Efilism/Anti-Natalism
エフィリズム/アンチナタリズム
"私の感覚が他のなんらかの有感生物の感覚より優れているということはない。敵は苦しみである。それが何の脳の中のものであれ、どれだけ離れたところの脳の中のものであれ関係ない。"―Inmendham
―Abstract―
地球上の生物の歴史は、偶発的な化学反応の結果である、自己複製をする分子DNAの誕生に端を発している。その後、生物は知覚的意識を獲得し、何の目的もゴールもなく、ただただ不毛で無益な軍拡競争の中、途方もない苦しみを生み出してきた。エフィリズムやアンチナタリズムは、新たに苦しみを付加する生殖という行為は道徳的に悪であると考える。
・アンチナタリズムとは
アンチナタリズムについての入門的解説はコチラを参照。
・エフィリズムとは
エフィリズム(efilism)とは、ビデオブロガーInmendhamによって導入された思想。
エフィリストは、生殖は意図的に不必要な苦痛を生み出す道徳的に間違った行為であり、生物は生殖をやめ絶滅すべきであると考える。思想としてはアンチナタリズムの一形態に分類されるが、Inmendhamは、アンチナタリズムとは独立にこの思想にたどり着いた。
エフィリズムという名前は、LifeとはConsumption(消費)、Reproduction(生殖)、Addiction(依存)そしてParasitism(寄生)、すなわちC.R.A.Pに他ならず、我々はその悲劇に抗うべきであるという信念から、lifeを逆さに綴った造語として名づけられた。
エフィリズムにおいて、重要なのは有感生物(あるいは知覚を持つ何か)の苦しみだけであり、それがどんなものの、どんな場所にある脳の中で生じているかは問題にはならない。
アンチナタリズムにも様々な立場があり、必ずしも苦しみの根絶を念頭に置いたものではないため、我々は、博愛主義的アンチナタリズムおよびエフィリズムを支持する。
※Anti-natalismは、日本語では「アンチナタリズム」のほかに「反出生主義」という用語が用いられることもあるが、このサイトではすべてアンチナタリズムで統一する。理由はコチラを参照。
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